JVC における QNX の採用例

高度な車載用DVDプレーヤを市場へ提供 – JVC における QNX の採用例 顧客: JVCは、オーディオ、ビジュアル、コンピュータ関連の民生用・業務用機器並びにソフトウェア、メディア製品の開発、製造を行う大手メーカーです。 課題: JVCでは、信頼性とコストパフォーマンスの高い車載用のDVDレシーバとグラフィカル ユーザ インターフェイス (GUI) を新たに開発する必要があり、QNX Neutrino リアルタイム オペレーティング システム (RTOS) に注目しました。 JVCによる、この自動車アフターマーケット向け最新インフォテインメント デバイスは、前後部両座席にて同時に操作可能な「二重ゾーン」機能を搭載したレシーバ、取り外し可能なモニタ、5.1チャンネル オーディオ システムを提供します。また、LCD タッチパネルが、CD、DVD、ラジオ チューナなどの異なる入力源、並びに車両の操作用ソフトウェアからの情報を表示します。JVC は、この装置に高い信頼性と優れたパフォーマンスを与えるために、高度なモジュラー組み込みウインドウ システム、コード生成アプリケーション ビルダ、カスタマイズの容易なユーザ インターフェイス コントロール、高度な多言語サポートなどといった、QNXが開発する多くのソフトウェア技術を利用しています。 競争の熾烈な車載テレマティックス市場という性質柄、JVCは同社の製品を市場の最先端に位置付けることのできるようなオペレーティング システムと開発ツールを必要としていました。新製品の即座な実装に加え、コストパフォーマンスと信頼性の高いリアルタイムのシステムが必要だったのです。 QNX の利点: JVC は、同社のテレマティックス アプリケーションをコスト効率よく短時間で強化するための開発ソリューション一式を提供できるQNX ソフトウエア システムズに注目しました。QNX Momentics のGUI 開発ツールである Photon アプリケーション ビルダは、多大な時間を要する JVC のプログラミング作業を軽減し、質の高いデザインに重点を置くことを可能にしました。 こうしたJVCによる開発時間の短縮は、QNX 製品の他の特徴によってももたらされました。たとえば、デバイスの複数のソフトウェア プログラムの同期化を容易にする高速メッセージ パッシングや、Unix や Linux 経験のある技術者がすぐに能力を活かすことのできる全面的なPOSIX サポートなどが挙げられます。 JVC は新型GUI の開発にあたり、QNX Photon microGUI ウインドウ システムを使用しました。QNX Photon は、小型組み込みシステム用のヒューマン マシン インターフェースを開発するための、フル機能でカスタマイズが可能な基礎となる部分です。このウインドウ システムは、QNX Neutrino同様、マイクロカーネルとともに起動し、オプショナルでメモリ保護されたプロセスを通し、その大半のサービスを提供します。こうした結果が、障害回復機能を持ち動的にスケーラブルなグラフィック ユーザ インターフェイス (GUI) であり、それにより、ユニークな概観と雰囲気を持つ機能豊富な製品の開発が可能となっているのです。JVC が特に関心を持ったのは、Photon の多言語サポート、及び日立 SH4 と Q2SD も含む既存のデバイスを統合できる機能でした。 結果: JVC は、同社の車載 DVDの初リリースとともに GUI を市場に送り込むという満足のいく結果を出すことができました。 「我々にとっての主要な課題は、限られた労働時間の中で、厳しい納入期限を満たすことでした。QNX は、優れたクロス開発環境を提供してくれました。ハードウェアが完成する前にX86 PC 上で開発を開始することができ、それにより、開発時間が大幅に短縮されました」と、JVC のカー エレクトロニクス カテゴリー長の前田信夫氏は語っています。