八潮電機 成功事例 - 故障が許されないシステムの開発

顧客:
八潮電機は、日本国内全域で、電力会社の監視システムを供給する大手メーカーです。同社のアプリケーションは、発電所の給電状態や送電線の問題点を監視するなど、電力業界において非常に重要な役割を果たしています。

課題:
八潮電機では、電力管理に関連する製品を開発するにあたり、堅牢なオペレーティング システムを必要としていました。発電所や変電所で使用する制御システムでは、システムの堅牢性が最も重要になる点を考慮し、同社はQNX Neutrinoを選びました。システムを開発するにあたり、課題となった点は、ランタイム ライセンスのコスト、ミドルウエアの統合問題とこれに関わるコスト、および厳しい時間的な制限でした。ソフトウエアを実行するカーネルのサイズにも制限がありました。また、開発期間が限られていたため、開発チームの複数のメンバーが同時に設計できるようなOSが必要でした。

QNXの利点:
マイクロカーネル アーキテクチャやI/O ドライバのサポートなどを考えると、QNX Neutrinoの選択は正解でした。また、同時設計が可能でバグの検出が簡単なため、コードの再利用性が高まり、開発と検証のサイクルのスピードアップにもつながりました。また日本語サポートとリアルタイム パフォーマンスも充実しており、この二つは、日本国内での電力業界において不可欠な機能でした。

QNX Neutrino の低コストと信頼性に加え、耐障害性サポート、GUIスケーラビリティ、A/D、DIO、イーサネット、VMEバス、HDD、3.5FDデバイスといった既存システムへの接続性も八潮電機にとって関心の高い機能でした。

結果:
「過去5年間にわたり、当社では電力系統監視システムのスタンダードとして、リアルタイム パフォーマンスと安定性および耐障害性に優れたQNXを使用してきました。QNX Neutrinoの次期バージョンにアップグレードする際にも、容易な移行と、現在のバージョンと同様の、あるいはそれ以上の信頼性を提供してもらえると確信しています」と、八潮電機の技術部長である安斉武氏は語っています。