QNX が車内通話の品質を高める新しいソリューションを発表

QNX ソフトウエア システムズは、QNX Aviage 音響処理キットのリリースを発表しました。QNX Aviage 音響処理キットは、自動車向けハンズフリー システムの製造コストを大きく削減し、同時に品質を向上させる画期的なソフトウエア製品です。

アウディ、BMW、クライスラー、フィアット、GM、ホンダ、ヒュンダイ、メルセデス ベンツその他の自動車メーカーによる60以上の車両プラットフォームで実績がある技術に基づいたQNX Aviage 音響処理キットは、音声処理専用のハードウエアに代わる、軽量で効率の良いソフトウエア ソリューションです。同キットは、ノイズの多い車内環境で人声を抽出する特許アルゴリズムを使用し、ハンズフリー通話の質を向上させます。

新しくリリースされたQNX Aviage 音響処理キットには、複数の新機能があります。受信オーディオ データのダイナミック レンジを最大にする自動ゲイン制御、車内音質の正確な制御を可能にするパラメトリック イコライザ、車内ノイズが多い場合に自動的に音量を上げるダイナミック レベル制御、より豊かな音声での通話を可能にするバンド幅拡張、システム統合時の問題をシンプルに解決する拡張診断モジュールなどです。

QNX以外のソリューションでは、ノイズ抑制とエコー キャンセレーションの調整に、通常一車両あたり一週間以上かかります。新しいQNX Aviageキットでは、通常の調整プロセスは半日以下になります。新規リリースには、Windows ベースのリモート制御ユーティリティが含まれており、機能の切り替え、設定やパフォーマンスの調整、ストリーミング オーディオの開始と停止、ライブラリの再スタートとリセット、イベントのログ、診断操作など、すべてハンズフリー通話の進行中にインタラクティブに実行することができ、システム最適化がさらに簡単になります。

カスタマイズ性の高いQNX Aviage音響処理キットは、ソフトウエア アルゴリズムのモジュール化されたライブラリを提供します。システム設計者は、アプリケーションのニーズに応じて、個別に、または組み合わせてライブラリを使用することができます。このモジュラー アーキテクチャと、複数プロセッサおよびDSPのサポートにより、複数製品ラインでのキット再使用、アップデート、変更が簡単になります。このため、開発投資を最大限に活用することができ、製品コストの削減も可能となります。

「ハンズフリー システムは、運転者と車載エレクトロニクスのインタラクションを改善する上でのカギとなります。QNX Aviage 音響処理キットでは、ハンズフリー通話をより聞き取りやすく、楽しめるものにする新しい機能を展開しています」と、QNX ソフトウエア システムズのオートモーティブ国際事業ディレクターであるAndrew Poliak は述べています。「同キットにより、エコノミーモデルを含む、より幅広い車両モデルでハンズフリー システムを手ごろな価格で実現できます。これも重要なポイントです。」

リリース予定とハードウエアのサポート

QNX Aviage 音響処理キットv1.2は、6月27日リリース予定です。同キットは、ARM9、SH-4、PowerPCプロセッサなど多様な32ビットCPU、TI64x DSP に対応しています。

QNX ソフトウエア システムズについて

ハーマン インターナショナル (NYSE: HAR) の一員である QNX ソフトウエア システムズは、リアルタイムの組み込み OS 技術の業界リーダーです。コンポーネント ベースのアーキテクチャによるQNX® Neutrino® RTOS 、QNX Momentics® 開発スイート、およびQNX Aviage ミドルウエアは、業界で最も信頼性が高くスケーラブルなシステム構築プラットフォームを提供、イノベーティブかつ高性能な組み込みシステム構築を支援します。シスコ、ダイムラー、ゼネラル エレクトリック、ロッキード マーチン、シーメンスなどの世界的なリーダーが、ネットワーク ルーター、医療器具、車載テレマティックス ユニット、警備防衛システム、産業ロボティックスその他、時には人命に関わるような基幹アプリケーションで QNX の技術に依存しています。1980 年設立の QNX ソフトウエア システムズはカナダのオタワ市に本社を置き、世界 100ヶ国以上に製品を出荷しています。