QNX が SIL 3 レベルの安全性を追求

2009年 9 月22日 オタワ - QNX ソフトウエア システムズは本日、QNX® Neutrino® RTOS に対し、61508 Safety Integrity Level 3 (SIL 3) 認可取得を準備中であることを発表しました。QNX Neutrino RTOS は、世界中のミッション クリティカルなシステムで膨大な数の採用実績を誇る耐障害性に優れた高性能オペレーティング システムです。

SIL 認可レベルは、International Electrotechnical Commission (IEC) 61508スタンダードにより定義されています。SIL レベルが高いほど、障害のリスクは低くなります。 SIL 3 は単一のプログラマブル電子システムにおいて、リスク軽減のレベルとして実現可能な最高レベルであるとみなされています。

IEC 61508 は、産業プロセス制御やオートメーション分野で確立されており、自動車、重工業、鉱業、原子力その他のアプリケーションでも重要性が高まってきています。QNX Neutrino RTOS は、信頼性やパフォーマンスにおいて、もっとも厳しい要件に対応するべく設計されています。同 OS のマイクロカーネル アーキテクチャは、基盤となるサービスのごく小さなコアのみを、十分にテストされたカーネルの中に実装しています。デバイス ドライバ、ファイルシステム、ネットワーキング スタック、ユーザー アプリケーションなど、他のすべてのコンポーネントはカーネルの外側で、別個にメモリ保護されたプロセスとして実行されます。このアーキテクチャは、ユーザー アプリケーションに対し、内部的なレベルで信頼性と耐障害性を提供し、SIL 3 認可の強固な基盤となります。

QNX ソフトウエア システムズは、産業オートメーション、医療機器などの市場におけるユーザーを対象に、スタンダード対応と認可取得を大きな目標としています。現在、同社はコモンクライテリアEAL 4+、POSIX PSE52 リアルタイム コントローラ 1003.13-2003、OpenGL ES、ISO 9001:2000 に対応しています。SIL 3 認可取得への努力は、スタンダード ベースの認可取得製品を顧客に提供し、コスト削減、開発時間の短縮、ソフトウエア資産の再利用性の向上などに貢献していくという、同社の最新のイニシアチブを表わしています。

「産業オートメーション、ネットワーキング、自動車などの市場のミッション クリティカルなアプリケーションで、QNX Neutrino の需要が高まっています。SIL 3 認可は、非常に高いレベルの信頼性とリスク軽減を実現しなければならないお客様への対応を、さらに強化するものです。」と、QNX ソフトウエア システムズの製品マネージャである Yi Zheng は述べています。

QNX ソフトウエア システムズについて

ハーマン インターナショナル (NYSE: HAR)の一員である QNX ソフトウエア システムズは、リアルタイム組み込み OS 技術の業界リーダーです。 コンポーネント ベースのアーキテクチャによる QNX® Neutrino® RTOS、QNX Momentics® 開発スイート、および QNX Aviage® ミドルウエアは、業界で最も信頼性が高くスケーラブルなシステム構築プラットフォームを提供、イノベーティブかつ高性能な組み込みシステム構築を支援します。 シスコ、ダイムラー、 ゼネラル エレクトリック、ロッキード マーチン、シーメンスなどの世界的リーダーが、ネットワーク ルーター、医療器具、車載テレマティクス ユニット、警備防衛システム、産業ロボティクスその他、時には人命に関わるような基幹アプリケーションで QNX の技術に依存しています。 1980 年設立の QNX ソフトウエア システムズは、カナダのオタワ市に本社を置き、世界 100 ヶ国以上に製品を出荷しています。