QNX が OS およびツールスイートの最新バージョンを発表

オタワ 2010年4月27日 - QNX ソフトウエア システムズは、オペレーティング システムおよび開発ツールの最新世代となるバージョンを発表しました。同社の OS および開発ツールは、自動車、産業、医療、ネットワーキング、軍事防衛などの市場を対象としています。 QNX® Neutrino® リアルタイム オペレーティング システム(RTOS)および QNX Momentics® ツールスイート バージョン 6.5 では、多くの新機能を導入しており、ARM Cortex-A9 プロセッサ、Freescale Powere500MC プロセッサコア対応機能、PSS(Persistent Publish/Subscribe) サービス、さまざまなパフォーマンス最適化、Eclipse CDT 6.0 および GCC 4.4.2 を含むツールチェーンの向上などが含まれています。

QNX Neutrino RTOS バージョン 6.5 では、ARM Cortex-A9 プロセッサおよび Freescale Power e500MC プロセッサ コアでの SMP (symmetric multiprocessing)機能をサポートします。さらに、QNX Neutrino は、最大32のコアを搭載するマルチコア プロセッサで SMP に対応可能となり、ネットワーキング、イメージ処理その他の環境で、大量の計算が発生するアプリケーションに高いスケーラビリティを提供します。

QNX Neutrino RTOS 6.5 ではまた、メモリ使用量が大きい状態でのより高速なカーネル パフォーマンスと、多くのプラットフォームでより優れたファイルシステム スループットを提供します。RTOS でのその他の改善点としては、Intel のAPIC (advanced programmable interrupt controller) および MSI(message signaled interrupts)サポート、および、Advantech、Intel、 Kontron 各社による x86 ボード サポートの拡大があります。

バージョン 6.5 ではまた、新しいPPS(Persistent Publish/Subscribe )サービスをサポートしています。これは、多くの異種ハードウエアおよびソフトウエア コンポーネントを統合するシステムの設計と保守を大きく簡略化します。たとえば、ホーム電力管理システムにおいて、PPS サービスは、センサ、サーモスタット、アラームその他のコンポーネントを、システムのヒューマン マシン インターフェイス(HMI)を変えずにアップグレードすることができます。

QNX Momentics ツールスイートは、システム動作を深く分析できるイノベーティブなプロファイリング ツールを備えた、総合的なEclipse ベース IDE を提供します。バージョン 6.5 では、Eclipse プラットフォーム 3.5.2、Eclipse CDT 6.0、GNU コンパイラ(GCC) 4.4.2 を導入しています。コンパイラはレイジーリンクおよび GNU ハッシングを含むダイナミックリンク最適化機能を提供します。

リリース

QNX Neutrino RTOS 6.5 および QNX Momentics ツールスイート 6.5 は、2010年6月に一般リリースが予定されています。プレリリース バージョンは QNX のコミュニティ ポータル、Foundry27 からダウンロード可能です。

QNX ソフトウエア システムズについて

ハーマン インターナショナル (NYSE: HAR)の一員である QNX ソフトウエア システムズは、リアルタイム組み込み OS 技術の業界リーダーです。 コンポーネント ベースのアーキテクチャによる QNX® Neutrinor® RTOS、QNX Momentics® 開発スイート、および QNX Aviage® ミドルウエアは、業界で最も信頼性が高くスケーラブルなシステム構築プラットフォームを提供、イノベーティブかつ高性能な組み込みシステム構築を支援します。 シスコ、ダイムラー、 ゼネラル エレクトリック、ロッキード マーチン、シーメンスなどの世界的リーダーが、ネットワーク ルーター、医療器具、車載テレマティクス ユニット、警備防衛システム、産業ロボティクスその他、時には人命に関わるような基幹アプリケーションで QNX の技術に依存しています。 1980 年設立の QNX ソフトウエア システムズは、カナダのオタワ市に本社を置き、世界 100 ヶ国以上に製品を出荷しています。