QNX が IEC 61508 SIL 3 認可を取得、安全性が不可欠なシステムに対応

QNX ソフトウエア システムズは本日、QNX® Neutrino® リアルタイム オペレーティング システム(RTOS)セーフ カーネルが IEC 61508 Safety Integrity Level 3 (SIL 3 ) 認可を取得したことを発表しました。これにより、運輸、エネルギー、プロセス制御その他のシステムにおいて、QNX Neutrino RTOS セーフ カーネルは非常に高いレベルの信頼性とリスク軽減を提供可能であるという裏づけが、独立団体によって行なわれたことになります。

QNX Neutrino RTOS セーフ カーネルは、優れた信頼性と耐障害性を実現するために、モジュール構造のマイクロカーネル アーキテクチャを採用しています。マイクロカーネル アーキテクチャでは、アプリケーション、デバイス ドライバ、ファイルシステム、ネットワーキング スタックなどがすべて個別のメモリ保護されたコンポーネントで実行されます。このアーキテクチャは、セーフカーネルのアダプティブ パーティショニングとマルチコア サポートと共に、フレキシブルで市場実績のあるソフトウエア基盤を、安全性が不可欠となるミッションクリティカルなシステムに提供します。

認証プロセスは、UKAS (英国認証機関認定審議会)の認定を受けている適合性評価の世界的リーダー、Sira Test & Certification Ltd. によって実施されました。

QNX ソフトウエア システムズはまた、IEC 61508 認可サポート パッケージの紹介も行なっており、このパッケージは、QNX Neutrino RTOS セーフカーネルのユーザーが独自のシステム レベルIEC 61508 認可(最大でSIL 3)を取得するためのサポートを提供します。パッケージには、コンサルティング サービス、”confidence-in-use” データのドキュメントが含まれており、ユーザーが認可プロセスを進行させていく上でのヘルプを提供します。

「QNX 技術は、安全性と信頼性が何よりも重要なアプリケーションにおいて、長きにわたる実績があります」と、QNX ソフトウエア システムズ製品マネージャである Yi Zeng は述べています。「今回の認可は、安全性が不可欠なアプリケーションにおいて高いレベルの信頼性とリスク削減を必要としているお客様を、QNXがサポート可能であるという証明となります。」

IEC 61508 SIL 3 認証は、QNX ソフトウエア システムズにおける規格および認可プログラムにおける最新の取り組みです。これまでに、QNX ではコモンクライテリア EAL 4+、POSIX PSE52 リアルタイム コントローラ1003.13 などの認可を達成しています。

IEC 61508 は、国際電気標準会議(International Electrotechnical Commission – IEC)が定義する電気システムの機能安全性のための国際規格です。SIL 認可レベルは、IEC 61508 スタンダードによって定義されており、システム故障リスクの度合いを表します。SIL レベルが大きいほどリスクは低くなります。

製品情報

QNX Neutrino セーフカーネルは、2010年7月に利用可能となる予定です。IEC 61508 認可サポート パッケージは2010年秋に利用可能となる予定です。

QNX ソフトウエア システムズについて

Research In Motion Limited (RIM) の子会社である QNX ソフトウエア システムズは、組込み市場における オペレーティング システム、ミドルウエア、開発ツール、プロフェッショナル サービスのリーダーです。シスコ、ダイムラー、 ゼネラル エレクトリック、ロッキード マーチン、シーメンスなどの世界的リーダーが、ネットワーク ルーター、医療器具、車載テレマティクス ユニット、警備防衛システム、産業ロボティクスその他、時には人命に関わるような基幹アプリケーションで QNX の技術に依存しています。 1980 年設立の QNX ソフトウエア システムズは、カナダのオタワ市に本社を置き、世界 100 ヶ国以上に製品を出荷しています。