QNX、CES で HTML5 対応のプラットフォームを展示

HTML5 対応 QNX車載プラットフォームが可能にする新しいユーザー エクスペリエンスの創造、自動車に対する最新機能の供給、急速に進化するモバイル アプリケーションの活用

2012年1月9日 ラスベガス 2012 International CES (南ホール、ブース番号30326) - HTML5 はネットワーク対応自動車の将来を表すものであり、QNX ソフトウエア システムズは本日、その将来を現実のものとする最新世代の自動車ソフトウエアのデモを行います。

QNX CARTM 2 アプリケーション プラットフォームは、数百万台の車両で実績があるソフトウエア基盤において、HTML5 のリッチなユーザー エクスペリエンスを可能にするイノベーティブなソリューションです。車載インフォテイメント システムの迅速な開発を促進するために設計された QNX CAR 2 アプリケーション プラットフォームは、世界の自動車メーカーに対してソフトウエア プラットフォームを開発してきた QNX ソフトウエア システムズの長年の経験の成果であり、新しく自動車向けに特化された HTML5 フレームワークが含まれています。

自動車メーカーによる HTML5 採用の増加には理由があります。HTML5 により、最新のコンテンツと機能で自動車を常に新鮮に保つことができ、最新モバイル アプリケーションとサービスに対する消費者のデマンドに対応し、層の厚い開発者コミュニティを活用することができます。さらに、自動車メーカーによるユーザー エクスペリエンスのカスタマイズが可能となり、モバイル アプリケーションに簡単にアクセスできるようになります。

QNX CAR 2 アプリケーション プラットフォームは、こうした利点の活用を念頭に設計されています。自動車に特化した HTML5 フレームワークでは、ユーザー インターフェイスのスキン変更を簡単に行うことができ、これは複数のモデルラインでコストエフェクティブにユニークなブランド確立を行う上で不可欠な機能です。また、同フレームワークでは、Qt、OpenGL ESその他のユーザー インターフェイス技術を使用して作成されたアプリケーションと HTML5 アプリケーションを、同じディスプレイで、さらに同時に混在させることができます。統一されたユーザー エクスペリエンスを創造する上で非常に柔軟性に優れたこのアーキテクチャにより、自動車メーカーは、システムを設計する際に、「最善の組み合わせ」アプローチを取り、既存のソフトウエア資産を活用しながら HTML5 のパワーを利用することが可能になります。

「Audi では、次世代車載インターフェイスを作成する上で、 HTML5 は不可欠な要素であると考えています」と、Audi AG MMI システムのアーキテクチャ長である Mathias Halliger 氏は述べています。「自動車が新しいモバイル プラットフォームとなりつつあり、クラウド ベースの自動車用ソフトウエアなど、最新技術に基づく新しい機能を提供し、個人の好みに合わせた多様な体験を自動車内で可能にしていくため、増え続けるモバイル アプリケーションのペースに自動車メーカーが遅れを取らないことがますます重要になっています。QNX CAR 2 のような、ソフトウエア プラットフォームにおけるHTML5 サポートは、迅速に、そしてコストエフェクティブにこうしたコネクティビティに対応する上で、自動車メーカーの味方となります。」

Audi では、現在出荷中の自動車に搭載されている同社の MIB High インフォテイメント システムで QNX ソフトウエア技術を使用しています。

Gartner の オートモーティブ プラクティス リーダーであるThilo Koslowski 氏によると、 「成功する自動車戦略とは、”コントロールされたオープン性”という原則に基づくことになるでしょう。これは、既存の規格とフレキシブルなアーキテクチャを活用し、ユニークで差別化されたカスタマーエクスペリエンスを創造するものです。特に HTML5 は、自動車メーカーがこの原則を採用し、アップグレードが可能で全体的なソフトウエアと技術の向上に合わせて進化していけるネット対応車載ソリューションを構築していくことを可能にします。」

新しい HTML フレームワークに加え、QNX CAR 2 アプリケーション プラットフォームには、 QNX® Neutrino® リアルタイム オペレーティングシステム、パワフルなマルチメディア フレームワーク、ハンズフリーシステム向けとして受賞歴を誇る音響処理ライブラリ、数百のソフトウエアサービスやユーティリティを含む多様な技術がすでに統合されています。このプラットフォームは、TeleCommunication Systems (TCS)、Texas Instruments、Vlingoなどを含む数十社のエコシステムにバックアップされています。

QNX CAR 2 アプリケーション プラットフォームでは、ブラウザ ベースのアプリとブラウザが不要なアプリの両方を HTML5 で開発することができます。インターネットへの接続が不要なアプリケーションの構築にも HTML5 を使用することができます。同プラットフォームには、オーディオ&ビデオ、位置情報、WebSocket、オフライン アプリケーション、セッション ストレージ、キャンバス、CSS3 および JavaScriptその他の規格をサポートする最適化されたWebKitベースの HTML5 エンジンが含まれています。WebKit を超えた最適化としては、精細(pixel-accurate)ズーム、高性能パニング(マップやナビに最適)、物理ベースのスクロールその他の進んだ機能が含まれています。

「QNX CAR 2 アプリケーション プラットフォームは、自動車にインテリジェンスを組み込むソリューションをさらに大きく超えたものであり、自動車とモバイル デバイス、自動車とクラウド、そして究極的には自動車と消費者の間のコネクティビティに新しいレベルを達成するプラットフォームです」と、QNX ソフトウエア システムズの営業マーケティングVPである Derek Kuhn は述べています。「自動車に特化した HTML5 フレームワークにより、自動車メーカーはこのプラットフォームを使用してより便利で楽しめるユーザー エクスペリエンスを構築し、スマートフォン、タブレットその他のプラットフォームですでに利用されている多くの HTML5 アプリケーションに接続することが可能となります。」

CTS CES と CTSにおける今週のデモ

今週の CES において、 QNX ソフトウエア システムズは新しいコンセプトカー、クラウド対応のポルシェ カレラを発表します。このコンセプトカーには、QNX CAR 2 アプリケーション プラットフォームの機能の多くが搭載されています。ワンタッチBluetooth®によるスマートフォンの統合、タブレット ベースの後部座席エンターテイメント機能、再構成が可能なデジタル計器クラスタ、高性能ハンズフリー通信機能などがデモの見どころとなります。

コンセプトカーは南ホールのBlackBerry® ブース30326でご覧になることができます。 QNX ソフトウエア システムズでは、 Consumer Telematics Show 2012 でもQNX CAR 2 アプリケーション プラットフォームを展示します。

製品リリース時期

QNX CAR 2 アプリケーション プラットフォームは、現在一部の自動車メーカーおよび一次サプライヤにより評価中です。一般リリースは2012年半ばを予定しています。

QNX ソフトウエア システムズについて

QNX ソフトウエア システムズは、Research In Motion Limited (RIM) (NASDAQ:RIMM; TSX:RIM) の子会社であり、ネットワーク対応組込みシステム市場向けのオペレーティング システム、開発ツール、プロフェッショナル サービスのリーダー的ベンダです。アウディ、シスコ、ダイムラー、ゼネラル エレクトリック、ロッキード、シーメンスといった世界的リーダーが、車載テレマティクス ユニット、ネットワーク ルーター、医療機器、産業制御システム、警備防衛システムなど、時には人命に関わるよう基幹アプリケーションで QNX の技術に依存しています。1980年に設立された QNX ソフトウエア システムズは、カナダのオタワ市に本社を置き、世界100ヶ国以上に製品を出荷しています。www.qnx.co.jp をご覧ください。