QNX、アプリ開発者と自動車メーカーのギャップを埋める新しいHTML5 SDKを発表

CSS3、HTML5、JavaScript など、標準ウェブ技術に基づく自動車用アプリケーションの開発を可能にするSDKをモバイル開発者に提供

2012年10月17日 東京 - モバイル アプリケーション開発者にとって、車載インフォテイメントは利益が見込める魅力的な市場となる可能性があり、自動車メーカーもモバイル開発コミュニティのスキル活用を求めています。しかし、これまで、お互いに協業できる方法がほぼ存在していませんでした。本日、QNX ソフトウエア システムズは、モバイルと自動車の世界の壁を取り払い、両者の協業を可能にする新しいソリューションとなるQNX CARTM 2アプリケーション プラットフォーム向けHTML5 SDKを発表しました。

新しい HTML5 SDK はオープンソースBlackBerry® WebWorksTM フレームワークの拡張であり、特に自動車環境に対して最適化が行われています。これにより、開発者はHTML5、CSS3、JavaScriptをはじめとするオープン規格に基づき、豊富な機能を備えた自動車向けアプリケーションの記述、テスト、パッケージ化を行うことができます。また、オートモーティブ デバイスとハードウエアにアクセスを提供する特別なAPIにより、ハイレベル アプリケーションと自動車をつなぐ、これまでになかった「接着剤」を提供できるという点も重要です。これらのAPIには、HVAC、GPS、マルチメディア、その他QNX CAR アプリケーション プラットフォームの機能にアクセスするJavaScriptクラスが含まれます。

このHTML5 SDKは、自動車内でアプリケーションがどのように表示され機能するかがわかるエミュレータを提供し開発をスピードアップします。開発者はこのエミュレータを使用し、JavaScript デバッグ、HTML DOM インスペクション、自動テスト、スクリーン解像度エミュレーションなどをすべてウェブ ブラウザから行うことができます。つまり、モバイル アプリケーション開発者は、実際の自動車やインフォテイメント システムにアクセスせずにプログラムをテストすることができるのです。さらに、アプリケーションの変更や確認を行う際も、再コンパイルが不要となり、ソースコードを編集してブラウザのリフレッシュ ボタンを押すだけで済みます。このシミュレータはオープン ソースのBlackBerry® Rippleエミュレータに基づいており、数千人のモバイル開発者に使用されています。

QNX ソフトウエア システムズはまた、開発者がQNX CAR 2アプリケーションを自動車メーカーに提供できるバーチャル市場を作成する予定です。このバーチャル市場はアプリケーション開発者と自動車メーカーの協業のための土台を提供し、自動車メーカーは自社ブランドに適し、顧客の満足を得られるようなアプリケーションのプレビューを行うことができます。バーチャル市場はHTML5 SDK のリリースに合わせてオープンする予定です。HTML5 SDK とバーチャル市場は、2013 年第一四半期に、認定された開発者向けに提供開始されます。

「HTML5 は、主要なモバイル プラットフォームのすべてをターゲットにできる共通語となっています。しかしながら、自動車メーカーは、HTML5の豊富なアプリケーションやコンテンツ、開発者層を活用することができずにいました。QNX CAR 2 アプリケーション プラットフォーム向けHTML5 SDKは、この状況を変えるソリューションです」とQNX ソフトウエアシステムズのオートモーティブ製品管理マネージャであるAndy Grycは述べています。「共通プラットフォームとオープン規格は、モバイル プラットフォームでの迅速な開発とリッチなユーザー エクスペリエンスを実現する上で大きな役割を果たしてきましたが、モバイル開発者と自動車メーカーも、共通プラットフォームとオープン規格を通じて意義深い協業を行うことができるようになります。」

QNX CAR 2 アプリケーション プラットフォームは、パーソナライズ機能に対応する車載インフォテイメント システムの開発にかかる工数削減を念頭に設計されています。同プラットフォームはベストオブCES 2012 の受賞実績を誇り、現在一部の自動車メーカーおよび大手一次サプライヤにおいて次世代インフォテイメント システム向けとして評価が行われています。

QNX ソフトウエア システムズは、デジタル計器クラスタ、ハンズフリー システム、マルチメディア ヘッドユニット、コネクティビティ モジュール、ナビゲーション システムなど、世界中で数百万件の車載システムでソフトウエア技術をライセンスしています。

リリース時期

QNX CAR 2 アプリケーション プラットフォームは、限定された自動車メーカーと自動車向け一次サプライヤ企業において、次世代インフォテイメント システム用として評価が行われています。QNX ソフトウエア システムズでは、同プラットフォームを2012年12月にリリースする予定で、HTML5 SDKおよびバーチャル市場は2013年第一四半期に、認定された開発者向けに提供開始されます。

QNX ソフトウエア システムズについて

QNX ソフトウエア システムズは、Research In Motion Limited (RIM) (NASDAQ:RIMM; TSX:RIM) の子会社であり、組込みシステム市場向けのオペレーティング システム、ミドルウエア、開発ツール、プロフェッショナル サービスのリーダー的ベンダです。アウディ、シスコ、ダイムラー、ゼネラル エレクトリック、ロッキード、シーメンスといった世界的リーダーが、車載インフォテイメント システム、ネットワーク ルーター、医療機器、産業制御、警備防衛システムなど、時には人命に関わるよう基幹アプリケーションで QNX の技術に依存しています。1980年に設立された QNX ソフトウエア システムズは、カナダのオタワ市に本社を置き、世界100ヶ国以上に製品を出荷しています。www.qnx.co.jphttp://www.facebook.com/QnxJapanFriendly をご覧ください。