QNX が新しいコンセプトカーを発表

QNX、新時代のドライビング エクスペリエンスを提供する新しい技術コンセプトカーを公開

QNX CAR アプリケーション プラットフォーム 2.0の高度なフレキシビリティとインテグレーションにより、自動車メーカーの企画開始からショールーム展示までの期間短縮を実証

2013年1月8日 ラスベガス International CES(ノースホール、ブース番号1837)-車載インフォテイメント市場向けソフトウエア プラットフォームのグローバル リーダーであるQNX ソフトウエア システムズは、本日、International CESの会場において技術コンセプトカーを公開しました。この技術コンセプトカーは、QNX CAR アプリケーション プラットフォーム 2.0が自動車業界に提供する新しいレベルの設計フレキシビリティと開発スピードを実証するものです。

ベントレー コンチネンタル GTをベースとしたコンセプトカーは、これまでに車載用としては例を見ない複数の技術を搭載しており、未来の「コネクテッド コクピット」を構築するQNXの自動車顧客を支援するために、同社がどのような貢献を行っているかを示しています。QNX コンセプト チームは、コンセプトカーの構築にQNX ソフトウエア システムズが自動車業界の顧客に提供しているものと同じベースプラットフォームを使用しており、自動車関連企業がユニークな最先端の製品を構築する上で、パワフルなプラットフォームとなることを実証しています。  

「スマートフォンの車載統合から3Dナビゲーションまで、QNXの主要顧客企業各社は、市場での差別化が可能な機能を、モバイル機器向けのものと同じスピードで実現しなければならないというプレッシャーに直面しています」と、QNX ソフトウエア システムズの営業マーケティング部門バイスプレジデントであるDerek Kuhnは述べています。「消費者はモバイル デバイスの速い進化スピードに慣れており、QNX CAR アプリケーション プラットフォームは、自動車関連企業が、自動車で必要とされる信頼性とパフォーマンスを保持しながら、こうした市場展開に期待されるスピードに対応できるよう設計されました。」

このコンセプトカーは、QNX CAR アプリケーション プラットフォーム2.0のフレキシビリティだけでなく、QNX ソフトウエア システムズが過去10年に渡り緊密な協業を通じて構築してきたエコシステムのパートナー企業各社の技術をも実証しており、以下のような技術が含まれています。

画期的なTexas Instruments (TI) DLP®ディスプレイ搭載センタースタック— フラットな長方形タッチスクリーンの時代は終わりました。このDLP対応の大型ディスプレイは、オーガニックな曲線から成る表面、フルHDグラフィックス、制御ノブをスクリーン上に直接マウントできるTIの光学タッチスクリーン入力技術などを備えています。その結果、物理的な制御とタッチスクリーン制御の理想的なバランスが実現されます。Elektrobitの「常時使用可能」な3Dナビゲーションはこのディスプレイをフル活用しており、運転者は現在位置を常に確認できます。ダイナミックなユーザー インターフェイスの開発にはCrank Software のStoryboardTMスイートが使用されています。

フレキシブルなスマートフォン統合— ベントレー コンセプトカーでは、主要スマートフォン プラットフォームとQNX CAR アプリケーション プラットフォームの高度な統合が可能であることを実証しています。たとえば、ユーザーのスマートフォンと対話し、新着メール、ニュースフィードその他のリアルタイム情報を、自動車環境に適した安全な方法で表示し通知機能を提供することができます。

リモート モニタリング用ウェブアプリ — ウェブアプリに接続してベントレーをリアルタイムで管理できます。コンセプトカーはクラウドに接続されており、自身に関するさまざまなデータ(液体レベル、タイヤ空気圧、現在再生中のメディアトラック、ドアの開閉など)を継続的にパブリッシュします。ユーザーはこうしたデータをスマートフォンなどのデジタルデバイスで見ることができます。データはHTML5対応のブラウザが搭載してあればどんなデバイスでも表示が可能で、しかもアプリケーションは不要です。実際には、この機能はドライバーのみアクセスできますが、デモでは誰でもリモートアクセスの可能性を見ることができます。

AT&T WatsonSMベースの自然な音声認識— 「ハロー、ベントレー」と呼びかけると、コンセプトカーの音声認識システムがブリティッシュ アクセントでユーザーとの対話を開始します。システムはSensory社のTruly HandsfreeTMキーワード発見技術を使用しており、ボタンを押す必要はありません。同システムはAT&T WatsonSMの音声および自然言語の処理エンジンを使用しており、運転中もハンドルから手を話さずにメディアプレーヤやナビゲーション システムを制御することができます。AT&T WatsonSMのマルチモード、マルチ言語の音声エンジンは、クラウドベースのサーバー上で動作し、極めて高品質な認識機能と低遅延を実現しています。このシステムはまた、AT&T WatsonSMをさまざまな車載アプリケーションで活用するためのQNXによるインテント フレームワークを使用しています。

Shazam 音楽特定サービスを自動車用に初めて実装したマルチメディア システム— センタースタックには、主要なスマートフォン プラットフォームのすべてが統合されており、ユーザーは自分のスマートフォンから自動車へと音楽をストリーミングすることができます。また、Pandora®ラジオ のHTML5実装がメディア プレーヤおよびHMIと強固に統合されており、さらに、初めて車載向けに組み込まれたShazam 音楽特定サービスも実装されています。

リアルなテレプレゼンスを実現するビデオ カンファレンス機能— ベントレー コンセプトカーはモバイル オフィスのコンセプトを新しいレベルに引き上げる最新のビデオカンファレンス機能を提供します(もちろん、自動車が駐車モードの場合のみ)。運転者と同乗者は個別のカメラで独立したビデオ ストリームに対応し、QNXの高品質音声技術は拡張バンド幅でより優れたリアリズムを提供、さらに、ステレオ テレプレゼンスによりリモート側の参加者がとなりに座っているかのように感じられます。

再構成可能なデジタル 計器クラスタ— すべてソフトウエアで実装されているこのクラスタは、システム稼働中のダイナミックな再構成が可能なので、コンテキストに適した様々な情報を運転者に提供することができます。たとえば、このクラスタはセンター スタックの3D ナビゲーションと統合されているため、最も見やすい場所で曲がり角ごとの指示を表示することができます。また、タコメータやスピードメータその他のバーチャル軽金い加え、現在の気象情報や、自動車のバックカメラからのビデオフィードを表示することもできます。

LTE コネクティビティ — ベントレーコンセプトカーは、LTE ラジオ モデム、自動車内で使用されるデバイス用のWi-Fi®ホットスポットを備えています。

モバイル統合機能、ユーザーのパーソナライズ機能を搭載したQNX リファレンスカー QNX ソフトウエア システムズではコンセプトカーに加え、QNX リファレンスカーの展示も行います。このリファレンスカーは、ジープ ラングラーをベースとしており、QNX CAR アプリケーション プラットフォーム2.0ですぐに使用が可能となる技術を実証しています。同リファレンスカーには、NFCを使用したスマートフォンとのワンタッチBluetooth®ペアリング機能、モバイル資産の活用を可能にする自動車向けHTML5フレームワーク、スマートフォンおよびホームベースのメディアに対するDLNA®サポート、高品質ハンズフリー通信、および、ユーザー、メーカー、開発者のための高度なパーソナル化オプションなどの機能が搭載されています。また、リファレンスカーは多数のパートナー技術も実装しており、ハイブリッド ナビゲーション、自然な音声認識、ストリーミング インターネット ラジオ、気象情報、駐車場検索、Twitter® アクセス、FOTA (Firmware Over-The-Air) ソフトウエア アップデート、Bluetoothプロファイル統合機能などが含まれています。

QNX ソフトウエア システムズは、世界中で数百万件の車載システムでソフトウエア技術をライセンスしており、デジタル計器クラスタ、ハンズフリーシステム、マルチメディア ヘッドユニット、コネクティビティ モジュール、3D ナビゲーション システムなどで実績があります。

カスタマーおよびパートナー各社によるデモ

下の自動車メーカーおよびティアワン サプライヤが2013 CESでQNX技術のデモを行います。

  • Delphi — Delphiでは、QNX顧客による初めてのTI OMAP™ 5アプリケーション プロセッサ上で動作する QNX CAR アプリケーション プラットフォーム2.0実装を展示します。同社のデモは、QNX CAR アプリケーション プラットフォーム2.0のHTML5フレームワークを活用し自動車用のパワフルなグラフィック システムを構築しています。(ブース番号1837)
  • Harman — Harman では、BMWやChryslerなどの顧客向けのプレミア ソリューションから、最新のモバイル エコシステムの利点と自動車グレードの信頼性を組み合わせた最先端のフル機能インフォテイメント システムまで、さまざまなQNX ベースの車載エレクトロニクスを展示します。(ブース番号10431)
  • Panasonic — Panasonic では、QNX オートモーティブ技術をベースとしたインフォテイメント システムを搭載の Chevy Malibu を展示します。(ブース番号 9406、9806)

QNX オートモーティブ エコシステムのメンバーである以下の企業が QNX プラットフォーム上で動作する各社の技術を展示します。

  • Elektrobit (EB) — EB ではQNX CAR アプリケーション プラットフォーム2.0上で動作するコネクテッド組み込みナビゲーション ソリューションであるEB street director ナビゲーション システムを展示します。3Dランドマークや市街モデル、アニメーションによる出口ビューなどが見どころとなります。(ノースホール、ブース番号3220)
  • Gracenote —Gracenote では、QNX CAR アプリケーション プラットフォーム2.0上で動作する同社の音楽データベース技術を展示します。(Cosmopolitanホテル4階、Gracenoteラウンジ。開催期間を通じデモを展示、1月9日水曜のみ特別見学会。予約見学者のみ)
  • TI — TI では、QNX CAR アプリケーション プラットフォーム2.0 と、高性能、低消費電力OMAP™プロセッサの組み合わせを展示します。QNX CAR プラットフォーム デモには、世界中の大部分の映画館で使用されているデジタル プロジェクタのTI DLP 技術が含まれます。(N116-N117のTI Villageにてデモ展示。予約見学者のみ)

QNX ソフトウエア システムズについて

QNX ソフトウエア システムズは、Research In Motion Limited (RIM) (NASDAQ:RIMM; TSX:RIM) の子会社であり、ネットワーク対応組込みシステム市場向けのオペレーティング システム、開発ツール、プロフェッショナル サービスのリーダー的ベンダです。アウディ、シスコ、ゼネラル エレクトリック、ロッキード、シーメンスといった世界的リーダーが、車載インフォテイメント システム、ネットワーク ルーター、医療機器、産業制御、警備防衛システムなど、時には人命に関わるような基幹アプリケーションで QNX の技術に依存しています。1980年に設立された QNX ソフトウエア システムズは、カナダのオタワ市に本社を置き、世界100ヶ国以上に製品を出荷しています。www.qnx.co.jphttp://www.facebook.com/QnxJapanFriendly をご覧ください。