QNXが話者の意図を理解する車載向け音声認識フレームワークを発表

幅広い車載システムとアプリケーションでAT&T WatsonSM音声エンジンの活用を可能にする新しいインテント フレームワーク

2013年1月7日 オタワ —車載インフォテイメント システム向けソフトウエア プラットフォームのグローバル リーダーである QNX ソフトウエア システムズは、話者の意図(インテント)を理解する車載音声認識システムを可能にするパワフルな新しいフレームワークを発表しました。このフレームワークは、運転者の発語から意味を抽出し、車載システムでカレンダー予約の設定、メールやテキストメッセージのディクテーション、複雑なナビ目的地の設定、さらに一般的なインターネット検索まで行うことを可能にします。

このフレームワークは、QNX CAR アプリケーション プラットフォームTMのコンポーネントであり、車載アプリケーションで AT&T WatsonSM 音声認識技術にアクセスできるようになります。AT&T Watsonは、AT&Tによる先駆的な音声サービス プラットフォームであり、従来の音声技術を超え、自然な言語の理解や自動音声認識機能などをはじめとする、より進化した次世代技術の開発を促進するものです。このマルチモード、マルチ言語の音声認識技術はクラウドベースのサーバー上で動作し、極めて高品質な認識機能と低遅延を実現しています。

運転者の発語の裏にある意図の検出はサーバー上で始まり、ここではAT&T Watsonエンジンが発語を解析し既知のパターンと適合させます。その結果がクラウドから自動車に送られ、QNX ソフトウエア システムズの車載インテント エンジンが発語の残りの部分を解析し、アクションを決定します。

「クライアントとサーバーで負荷をシェアすることにより、自動車メーカーとエンドユーザーに、両方の利点を提供します」と、QNX ソフトウエア システムズのオートモーティブ製品マーケティング マネージャであるAndy Grycは述べています。「AT&T Watson のサーバー側解析は、運転者が行き先を実に多様な言い方で表現するナビゲーション アプリケーションなど、複雑なシナリオに対して最適化されています。QNXのクライアント側解析は、自動車メーカーにより高い柔軟性を提供し、様々な車載アプリケーションや地域的な要素、個人の好み等に合わせてAT&T Watson の解析結果を適用することができます。」

「多くの人間にとって、最も自然なコミュニケーション手段は自分の声によるものです。QNXと協業を行い、弊社ラボで開発される豊富な音声技術へのアクセスをオープンにすることで、より多くの人が自分の声を使って自動車内で安全にコネクティビティ機能を使用できるようになります」と、AT&Tラボ技術研究アシスタント バイスプレジデントであるMazin Gilbert氏は述べています。「運転者が道路から目をそらさず、ハンドルから手を離さずにすむような技術を考えるにあたり、こうした次世代バーチャル アシスタント アプリケーションをネット対応車両に提供することは特に重要です。」

QNX ソフトウエア システムズのインテント システムは、ダイナミックなプラグインが可能なため、アクティブなアプリケーションに応じて認識する語彙を変更したり、自動車上にダウンロードされる新しいアプリケーションに対応したりすることも可能です。

「自然で直感的なユーザー エクスペリエンスへの貢献は、QNXのコネクテッドカーというビジョンの根幹をなすものであり、また、こうしたエクスペリエンスを実現するツールを自動車市場のお客様に提供することは、QNXの製品戦略に不可欠なものです」と、QNX ソフトウエア システムズの戦略アライアンス部門ディレクターであるLinda Campbellは述べています。「AT&T の優れた音声エンジンをフル活用できるフレームワークを弊社のお客様に提供することで、より幅広い範囲の自動車で音声認識機能の普及が促進されると思います。」

QNX ソフトウエア システムズが提供するQNX CAR アプリケーション プラットフォームは、自動車メーカーがネットワーク対応の高機能インフォテイメント システム開発にかける工数を削減できるよう設計された総合的かつ事前統合済みのソフトウエア スタックです。

QNX ソフトウエア システムズは、世界中で数百万件の車載システムにソフトウエア技術をライセンスしており、デジタル計器クラスタ、ハンズフリーシステム、マルチメディア ヘッドユニット、コネクティビティ モジュール、3D ナビゲーション システムなどで実績があります。

AT&Tラボが開発するAT&T WatsonSMは、長年に渡り、最新の音声サービスを市場に提供してきました。同技術は、音声技術における百万時間以上の研究開発を反映するものであり、600件以上の米国における特許および出願特許につながりました。

製品情報

インテント フレームワークは、QNX CAR アプリケーション プラットフォーム のコンポーネントとして2013年に提供される予定です。同プラットフォームのリリース 版2.0は、今月、自動車コミュニティで利用可能となります。AT&T Watson コンポーネントの使用には、AT&T の別途ライセンスが必要となります。

AT&T Developer Summit におけるパネル参加

本日、AT&T Developer Summit にて、QNX ソフトウエア システムズのオートモーティブビジネス開発ディレクターであるAndrew Poliakがパネル ディスカッション“Navigating the Connected Vehicle Vision”(コネクテッド 車両ビジョンをナビゲートする)に参加します。同セッションはPalms Casino Resort において、午後3:00 - 3:45の開催となります。

QNX ソフトウエア システムズについて

QNX ソフトウエア システムズは、Research In Motion Limited (RIM) (NASDAQ:RIMM; TSX:RIM) の子会社であり、ネットワーク対応組込みシステム市場向けのオペレーティング システム、開発ツール、プロフェッショナル サービスのリーダー的ベンダです。アウディ、シスコ、ゼネラル エレクトリック、ロッキード、シーメンスといった世界的リーダーが、車載インフォテイメント システム、ネットワーク ルーター、医療機器、産業制御、警備防衛システムなど、時には人命に関わるような基幹アプリケーションで QNX の技術に依存しています。1980年に設立された QNX ソフトウエア システムズは、カナダのオタワ市に本社を置き、世界100ヶ国以上に製品を出荷しています。www.qnx.co.jphttp://www.facebook.com/QnxJapanFriendly をご覧ください。