QNX がマルチメディア ソリューション新製品を発表

2006年10月16日 
デトロイト
Convergence 2006 オートモーティブ エレクトロニクス コンファレンス

QNX ソフトウエア システムズは本日、車載マルチメディア ソリューション新製品を発表しました。この製品は、自動車メーカーによる車載マルチメディア ソリューションの統合に大きな変革をもたらすだけでなく、ユーザーの好みの音楽、映画その他のデジタル メディアの車内での楽しみ方にも画期的な進歩を実現します。この製品の発表により、QNX は同社の歴史において新しい時代の一ページを開きました。

車載用ナビゲーション、テレマティクス、インフォテイメント ソリューションなどのコンピューティング アプリケーションにおける人気OSベンダとしての実績を持つQNX としては、初めてのミドルウエア ソリューション発表となり、同製品は、設計プロセスを簡略化し、ユーザーの車載マルチメディア デバイスの使用感を一新します。

新しく発表されたQNX® マルチメディア ソリューションは、フル機能の組込みメディア プレーヤとマルチメディア サポート ソフトウエア環境で、自動車メーカーやトップ サプライヤによる次世代デジタル インフォテイメント プラットフォームの構築を支援します。システム設計者は、製品のインテリジェント コネクティビティ、完全カスタマイズ機能、オートモーティブ グレードの制御などを簡単に活用することができます。

QNX マルチメディア ソリューションは、オーディオ ビデオ プレイバックおよびオーディオ レコード機能など、デジタル メディア プレーヤの一般的な機能をすべて含んでいます。それだけでなく、iPod やPlaysForSureメディア プレーヤなどにも対応、ダッシュボードのステレオ機能を拡張することができます。

「コンテントの同期から、個人の好みに合わせたメディア使用、複数同時ユーザー オプションまで、ユーザーは毎年のように車載エンターテイメントに新しい機能を求めるようになっています」と、Frost & Sullivan 社の最新自動車技術リサーチ マネージャである ヴィレンダ カール 氏は述べています。「消費者のニーズがますます複雑なものになり、自動車業界は統合マルチメディア ソリューションを求めています。QNX ソフトウエア システムズの新しいマルチメディア プラットフォームは、業界で人気トップのQNX Neutrino® RTOS の強みに基づく完全ソリューションを提供しています。」

自動車内で個人個人の好みに合わせたメディア使用を実現するため、QNX マルチメディア ソリューションは、CD、DVD、USBフラッシュ ディスク、また、オーディオ/ビジュアル ストリームを別々に認識し、そのメディア ソース上のコンテントを、カスタマイズ可能で自動車向けに強化したデータベースで同期します。これは、パーソナライズ機能(前回運転していたときに何を聴いていたか記憶するなど)を可能にし、ユーザーは複数のメディア ソースからプレイリストを生成することもできます。

さらに便利な機能として、QNX マルチメディア ソリューションは、さまざまなシナリオにおけるコンテント レコーディングをサポートしています。例えば、ひとつのメディア ソースのコンテントを、車のハード ドライブにリッピングしながら、ほかのユーザーが別のソースのコンテントを聴くことができます。さらに、同じメディアのコンテントの再生とレコーディングを同時に行うことができます。レコーディング機能を継続しながらプレイバックを一時停止することも可能です。

運転手と乗客が別々の音楽を聴きたい、というような状況にも対応します。新しいQNX 技術では、複数のデバイス タイプ、プレイバック、レコード パスで、複数のユーザーに対応します。例えば、前部座席のユーザーは音楽を聴き、後部座席の乗客はDVDを鑑賞するといったことが可能で、これはすべて単一のコンピューティング プラットフォームで管理されます。QNX マルチメディア ソリューションはまた、タイムシフティング(ライブ ラジオの一時停止)、トリックプレイ(早送り)、マルチビュー コンテント表示(スクリーンの共有)といった最新機能もサポートしています。

最新のデジタル メディア プラットフォームを短時間で自動車市場に投入したいと考えているメーカーは、QNX マルチメディア ソリューションに含まれるデバイス ドライバ スイート、エンコーダ/デコーダ、データベース、設定可能なHMIなどを活用して、開発サイクルおよび時間のかかる統合段階を大幅に短縮することができます。

「QNX は、車載テレマティクスとインフォテイメント向けオペレーティング システム技術において、誰もが認めるリーダーとしての位置を獲得しています。QNX は、世界中で180を超える車両モデルで車載システムを構築している顧客を支援しながら得た知識に基づき、オートモーティブ サプライヤが今日抱えている大きな設計課題を克服するためのミドルウエアを開発しました」と、QNXのダン ドッジCEO は述べています。「QNX は、開発時間を短縮できるだけでなく、ユーザーのマルチメディア使用感を画期的に向上させる設計上の柔軟性を提供し、またひとつ大きな仕事を達成しました。」

QNXソフトウエア システムズについて

ハーマン インターナショナル (NYSE: HAR) の一員である QNX ソフトウエア システムズは、リアルタイムの組み込み OS 技術の業界リーダーです。QNX®Neutrino®RTOS のコンポーネント ベースのアーキテクチャと QNX Momentics® 開発スイートは、革新的かつ高性能の組み込みシステムを構築するために、業界で最も信頼性が高いスケーラブルなフレームワークを提供しています。シスコ、ダイムラークライスラー、ゼネラル エレクトリック、ロッキード マーチン、シーメンスなどの世界的なリーダーは、ネットワーク ルーター、医療器具、車載テレマティックス ユニット、警備防衛システム、産業ロボティックス、その他のミッションまたはライフ クリティカルなアプリケーションで QNX の技術に依存しています。1980 年設立の QNX ソフトウエア システムズはカナダのオタワ市に本社を置き、世界 100 ヶ国以上に製品を出荷しています。