Renesas の Sequoia プラットフォームがQNX に対応

本文書は、Renesas Technology Americaが北米にて配信したニュース リリースを、QNX ソフトウエア システムズの責任において翻訳したものです。

Renesas Technology America は、自動車テレマティクス アプリケーション向けの完全システム ソリューションを提供するという現行のプログラムの一環として、本日、QNX® ボード サポート パッケージ (BSP) が Euclid™ テレマティクス チップ (SH7397) ベースの Sequoia™ プラットフォームに対応したことを発表しました。この BSP は QNX Neutrino® リアルタイム オペレーティング システム (RTOS) とソフトウエア ドライバを含み、2006年第四半期に QNX ソフトウエア システムズから販売される予定です。QNX 対応のSequoia プラットフォームは、10月16-18日までミシガン州デトロイトで開催される Convergence 2006 展示会で紹介されます(Renesas のブース番号: #02-37 1333)。

「QNX の RTOS とドライバが Sequoia プラットフォームに対応するようになったことで、自動車エレクトロニクス企業は、完全な統合開発環境においてミドルウエアを統合し、ソフトウエア アプリケーションの開発を行うことが可能となります」と、Renesas Technology America のオートモーティブ事業部 マーケティング マネージャである ポール シークス氏は語っています。「これによりコードの記述やデバッグがより効率的に行われるようになり、その結果、市場への投入時間が短縮されます。Renesas は、必要に応じて、他のオペレーティング システムにも対応していきます。」

「QNX ソフトウエア システムズとRenesas は、自動車テレマティクスおよびインフォテインメント市場において、協力により多くの成功を収めています。QNX は、Renesas 製の最新自動車プラットフォームに対し、最適なサポートを提供することに全力を傾けています」と、QNX オートモーティブ事業マネージャであるアンドリュー ポリアックは述べています。「QNX の BSP がSequoia プラットフォームに対応したことで、開発者は、優れたマルチメディアの機能と、圧倒的な信頼性を誇る QNX Neutrino RTOS を活用することができます。またそれに加え、生産性の向上を実現する QNX Momentics® 開発スイートを利用することもできます。」

QNX の BSP に加え、Sequoia プラットフォームには、他の新機能も追加されました。その1つが、オプションとしてのハンズフリー通信用の Bluetooth® モジュールです。これにより、自動車内からハンズフリーで携帯電話をかけることが可能になります。また別の新機能として、オプショナルの位置確認用 GPS モジュールもあります。さらに 、Sequoia プラットフォームでは、USB 経由の MP3 のような、一般的デジタル オーディオ形式でのデジタル オーディオ デコーディングにも対応します。Renesasは、COMET™ コンソーシアムのパートナー企業と協力し、こうした数多くの機能を実現しました。

Sequoia プラットフォームはスケーラブルで拡張可能です。一世代前のモデルに比べ50パーセント増の威力を持った高性能の32 ビットRISC SuperH® CPU を中心に、DDR-SDRAM、フラッシュ メモリ、CAN、IrDA、スマートカード インターフェイス、SD Memory Card や MultiMediaCard® 等のメモリカード インターフェイス、LCD サポート、イサーネット、USB、シリアル、およびサウンド インターフェイスを備えています。オプショナルの拡張インターフェイスを使えば、他のユーザー定義機能にも対応し、特殊な必要条件を満たすこともできます。また、Sequoia プラットフォームは、ビルディング ブロック タイプのシステム アーキテクチャになっており、ハードウエアおよびソフトウエア要素は再利用が可能で、共通の機能-カード インターフェイスがあるため、アプリケーション開発におけるエンジニアリング投資は保護されることになります。

QNX の BSP 対応により、Renesas、COMET のパートナー、そしてユーザーは、コスト センシティブなテレマティクス システムに必要なアプリケーションやミドルウエアの開発をさらに進めていくことができます。例として、アコースティック エコー キャンセレーション、ノイズ抑制、音声認識、テキスト音声変換 (TTS)、ハンズフリー ダイアルやオーディオ ストリーミングなどのBluetoothアプリケーション、GPS/ナビゲーション、デジタル オーディオ エンコーディング(リッピング)およびデコーディング、ワイヤレス接続 (802.11b/g) 機能などが挙げられます。Renesasは次の段階として、関連ミドルウエアや音声認識技術を含む、Bluetooth オーディオ ストリーミング機能の追加を予定しています。

QNXソフトウエア システムズについて

ハーマン インターナショナルの一員である QNX ソフトウエア システムズは、リアルタイムの組み込み OS 技術の業界リーダーです。QNX® Neutrino® RTOS のコンポーネント ベースのアーキテクチャと QNX Momentics® 開発スイートは、革新的かつ高性能の組み込みシステムを構築するために、業界で最も信頼性が高いスケーラブルなフレームワークを提供しています。シスコ、ダイムラークライスラー、ゼネラル エレクトリック、ロッキード マーチン、シーメンスなどの世界的なリーダーは、ネットワーク ルーター、医療器具、車載テレマティックス ユニット、警備防衛システム、産業ロボティックス、その他のミッションまたはライフ クリティカルなアプリケーションで QNX の技術に依存しています。1980 年設立の QNX ソフトウエア システムズはカナダのオタワ市に本社を置き、世界 100 ヶ国以上に製品を出荷しています。