QNX のマルチメディア スイート新バージョンが拡張ビデオとiPod に対応

QNX ソフトウエア システムズは、QNX® Aviage® マルチメディア スイートのバージョン 1.1.0 リリースを発表しました。 オートモーティブ グレードの同ミドルウエア ソリューションは、2007年に初回リリースが行なわれ、ヘッド ユニット、後部座席用エンターテイメント システム、マルチメディア ラジオその他、自動車向けインフォテイメント システムの構築ソリューションとして、大手自動車サプライヤに使用されています。

新しいバージョンでは、複数の機能拡張が導入されています。新機能の1つとして、iPod 単線ケーブル サポートがあります。単一の USB ケーブルでオーディオとビデオを提供するので、複数ケーブルや特別な分割ケーブル ソリューションが不要となります。

QNX Aviage マルチメディア スイートを使用し、様々なソースの音楽とビデオに対するアクセスを、エンド ユーザーに提供することができます。これには、内部ハード ドライブ、USB データスティック、 Apple iPods、Microsoft Zune プレーヤ、Windows Vista 準拠デバイス、MP3 プレーヤなどが含まれます。このスイートは、マルチゾーン システムを単一の Apple 認証チップでサポートする唯一の組み込みミドルウエア ソリューションです。このため、一般車、バス、列車、飛行機その他、複数の乗客がいる乗り物で、単一の認証チップを共有することができ、全体的なシステム コストを劇的に削減することができます。

QNX Aviage マルチメディア スイート 1.1.0 は、ビデオ サポートの拡張も提供します。Intel チップセットのためのサンプル h.264 デコーダが含まれており、車内ネットワークを介してビデオの再生と配信を行なうための様々な機能に対応しています。同スイートでは、iTunes タグにも対応し、ユーザーはラジオで聞いた曲を「タグづけ」し、後で購入しiPod にダウンロードすることができます。

これらに加え、バージョン 1.1.0には、メタデータ/リッピング同期の向上、エラー処理と通知の改善、新規ダンピング オーディオ フィルタ、Apple IC および explorer インターフェイス操作のマニュアル改善、設定可能性の向上などの特長があります。

「QNX Aviage マルチメディア スイートは、自動車向け次世代エンターテイメント システムの開発プロセスを劇的に改善します」と、QNX ソフトウエア システムズのオートモーティブ ビジネス マネージャである Andrew Poliak は述べています。「この製品はまた、新規アプリケーションを作成する際の複雑な課題を軽減し、運転者や乗客のお気に入りの音楽、映画、ゲームなどを車内に持ち込むことが簡単になります。」

QNX Aviage マルチメディア スイートには、インテリジェントなメディア エンジンに加え、デバイス ドライバ、エンコーダ/デコーダ、マルチメディア ファイルシステムの統合スイートが含まれています。 ARM9+、SH-4+、PowerPC など、さまざまな 32ビットCPU とDSP、および TI OMAP に対応し、 Freescale、Renesas、Texas Instruments、Intel 各社の自動車グレード ハードウエア プラットフォームで使用することができます。

QNX Aviage マルチメディア スイート 1.1.0 は、現在出荷が行なわれています。

QNX ソフトウエア システムズについて

ハーマン インターナショナル (NYSE: HAR) の一員である QNX ソフトウエア システムズは、リアルタイムの組み込み OS 技術の業界リーダーです。コンポーネント ベースのアーキテクチャによる QNX®Neutrino® RTOS、QNX Momentics® 開発スイート、および QNX Aviage ミドルウエアは、業界で最も信頼性が高くスケーラブルなシステム構築プラットフォームを提供、イノベーティブかつ高性能な組み込みシステム構築を支援します。シスコ、ダイムラー、ゼネラル エレクトリック、ロッキード マーチン、シーメンスなどの世界的なリーダーが、ネットワーク ルーター、医療器具、車載テレマティックス ユニット、警備防衛システム、産業ロボティックスその他、時には人命に関わるような基幹アプリケーションで QNX の技術に依存しています。1980 年設立の QNX ソフトウエア システムズはカナダのオタワ市に本社を置き、世界 100 ヶ国以上に製品を出荷しています。