QNX が QNX Aviage HMI スイート 2.0 を発表

2009 年 4 月 1 日 Embedded Systems Conference カリフォルニア州サンノゼ - QNX ソフトウエア システムズは、組込みユーザー インターフェイス開発用のハイ パフォーマンス ミドルウエア、QNX® Aviage® HMI スイート の最新バージョン2.0 を発表しました。このスイートは、表現力豊かな Adobe Flash Lite のグラフィックスと、QNX Neutrino RTOS の信頼性とパフォーマンスを組み合わせるユーザー インターフェイス開発の総合フレームワークを提供します。

QNX Aviage HMI スイート 2.0 の使用により、ユーザー インターフェイスの全体を Adobe Flash で実装できるため、グラフィカル API や煩雑なツールキットを使用した時間のかかる HMI 記述プロセスを回避することができます。このため、車載インフォテイメント ユニット、産業オートメーション システム、医療機器その他の組込みシステム向けに、ダイナミックでユーザー フレンドリーな HMI を非常に短時間で構築することができます。本スイートは、QNX が自動車用エレクトロニクスのサプライヤを対象に生産プロトタイピングの効率化とエンジニアリング コストの削減を目的として開発したイノベーティブなプログラム、QNX CAR の主要コンポーネントでもあります。

QNX Aviage HMI スイート2.0 は、Adobe Flash Lite 3.1.7 と ActionScript 2.0 に対応しており、その他以下のような新機能が含まれています。

  • パフォーマンスの改善 - 新バージョンでは、一部のグラフィックス コントローラでOpenVG ハードウエア レンダリングをサポートし、オフスクリーン レンダリング、ビット ブリッティング、スクロール リスト管理など、一般的な Flash トランジションを加速する拡張機能を提供します。
  • QNX Aviage HMI ライブラリ – パワフルで、使い方が簡単なコアActionScript クラスにより、起動時に Flash モュールをロードして定義し、より効果的な HMI を作成することができます。このライブラリはまた、ActionScript Flash HMIと、基盤となるネイティブ コードの間に効率的なインターフェイスを提供し、HMI でリアルタイム要件をサポートできるようにします。
  • グラフィックス構成機能 – QNX Neutrino RTOS で新しく提供される OpenKODE 準拠の構成マネージャにより、グラフィックス コントローラがレイヤリングをサポートしていない場合でも、複数ウィンドウの出力をマージし、単一のディスプレイで処理することができます。

QNX Aviage HMI スイート 2.0 では、Adobe Flash アプリケーションと、その他の 2D/3D  グラフィックス アプリケーション(ウェブ ブラウザや、OpenGL ES API ベースの 3D アプリケーションなど)の間で、スクリーンをシームレスに共有することができます。同スイートはまた、QNX Photon microGUI® ウィンドウ システムでも実行可能であり、フル機能のウィンドウ環境が必要な組込みHMI 向けにカスタマイズ可能な基盤を提供します。 QNX Aviage HMI スイート 2.0 は、ARM11、SH-4、x86、PowerPC アーキテクチャなど、幅広い組込みプラットフォームに対応しています。

「QNX は、Flash 技術の利点を組み込み市場にもたらす先駆けとなっています」と、QNX ソフトウエア システムズの製品マーケティング マネージャである Andy Gryc は述べています。「QNX Aviage HMI スイート 2.0 により、動画やFlashコンテンツを使用した様々な情報をエンドユーザーが操作して表示できるレイヤード グラフィカル インターフェイスを作成することができます。こうした機能により、本スイートは、QNX CAR プログラムのキー コンポーネントとなっています。QNX CAR は、自動車 OEM や大手サプライヤ企業に、統合済み技術を提供し、プロトタイプ作成と生産向け開発のスピードアップを支援するプログラムです。」

製品情報

QNX Aviage HMI スイート 2.0 は、2009年4月に出荷が開始されます。

QNX ソフトウエア システムズについて

ハーマン インターナショナル(NYSE: HAR)の一員である QNX ソフトウエア システムズは、リアルタイム組み込み OS 技術の業界リーダーです。 コンポーネント ベースのアーキテクチャによる QNX® Neutrino® RTOS、QNX Momentics® 開発スイート、および QNX Aviage® ミドルウエアは、業界で最も信頼性が高くスケーラブルなシステム構築プラットフォームを提供、イノベーティブかつ高性能な組み込みシステム構築を支援します。 シスコ、ダイムラー、 ゼネラル エレクトリック、ロッキード マーチン、シーメンスなどの世界的リーダーが、ネットワーク ルーター、医療器具、車載テレマティクス ユニット、警備防衛システム、産業ロボティクスその他、時には人命に関わるような基幹アプリケーションで QNX の技術に依存しています。 1980 年設立の QNX ソフトウエア システムズは、カナダのオタワ市に本社を置き、世界 100 ヶ国以上に製品を出荷しています。