QNX Neutrino RTOS 6.5 リリース、マルチコア サポートの拡充

2010年7月27日 オタワ - QNX ソフトウエア システムズは本日、QNX® Neutrino リアルタイム オペレーティング システム(RTOS)6.5.0 および QNX Momentics® ツールスイート 6.5.0 が一般リリースされたことを発表しました。同オペレーティング システムとツールスイートは、自動車、産業、ネットワーキング、軍事防衛市場などにおける組込み開発者を対象としており、新しいバージョンでは、マルチコア プロセッサ サポートの強化、持続性パブリッシュ/サブスクライブ サービス、ツールチェーンのアップデート、および、さまざまなパフォーマンス上の最適化を提供しています。

新しい機能は以下のようになります。

ARM CortexTM -A9 プロセッサおよび Freescale Power e500MC プロセッサコアにおける SMP - QNX Neutrino RTOS 6.5 は、これらプロセッサのマルチコア バージョンにおいて、SMP(対称型マルチプロセシング)をサポートするようになりました。さらに、最大 32 のコアを搭載するプロセッサでの SMP 対応が可能となり、大量の計算が発生するアプリケーションに高いスケーラビリティを提供します。

PPS(持続性パブリッシュ/サブスクライブ)サービス - このサービスは、多くのハードウエア デバイスとソフトウエア コンポーネントを統合する複雑なシステムの設計と保守を簡略化します。また、このサービスにより、システムのヒューマン マシン インターフェイス(HMI)に変更を加えずにコンポーネントの交換やアップグレードができるようになります。

OS パフォーマンスの向上 - QNX Neutrino RTOS 6.5.0 は、メモリ使用量が大きい状態でのより高速なカーネル パフォーマンスと、多くのプラットフォームでより優れたファイルシステム スループットを提供します。

ツールチェーンの向上 - QNX Momentics ツールスイートは、Eclipse ベースの総合的な IDE を提供します。イノベーティブなプロファイリング ツールが含まれており、開発者はシステム動作を深く観察することができます。同スイートのバージョン 6.5 では、 Eclipse プラットフォーム 3.5.2、Ecplise CDT 6.0、GNU コンパイラ (GCC) 4.4.2 を導入しています。コンパイラはレイジー リンクおよび GNU ハッシュを含むダイナミック リンク最適化機能を提供します。

x86 ボードに対するサポートの拡張 - QNX Neutrino RTOS 6.5 は、Intel の APIC (Advanced Programmable Interrupt Controller)および MSI (message signaled interrupt) をサポートし、 Advantech、Intel、Kontron 各社による x86 ボード サポートを拡充しています。

製品の入手

QNX Neutrino RTOS 6.5.0 および QNX Momentics ツールスイート 6.5.0 は、現在 QNX ダウンロード センターより入手が可能です。 http://www.qnx.com/download/group.html?programid=20905

QNX ソフトウエア システムズについて

Research In Motion Limited (RIM) の子会社である QNX ソフトウエア システムズは、組込み市場における オペレーティング システム、ミドルウエア、開発ツール、プロフェッショナル サービスのリーダーです。シスコ、ダイムラー、 ゼネラル エレクトリック、ロッキード マーチン、シーメンスなどの世界的リーダーが、ネットワーク ルーター、医療器具、車載テレマティクス ユニット、警備防衛システム、産業ロボティクスその他、時には人命に関わるような基幹アプリケーションで QNX の技術に依存しています。 1980 年設立の QNX ソフトウエア システムズは、カナダのオタワ市に本社を置き、世界 100 ヶ国以上に製品を出荷しています。