QNX CAR 新バージョンが Android アプリと Qt インターフェイスに対応

Android、HTML5、 OpenGL ES、Qtなどのアプリ開発を行う層の厚いモバイル開発エコシステムを自動車企業で活用可能に

2013年6月13日 東京 —車載エレクトロニクス用ソフトウエア プラットフォームのグローバル リーダーである QNX ソフトウエア システムズは、インフォテイメント用 QNX CARTM プラットフォーム(QNX CARTM Platform for Infotainment)の新バージョンによって、モバイル アプリケーションとコンテンツのより幅広い選択肢を車載インフォテイメント システムで活用できることを示しました。

QNX CAR プラットフォームは、モバイル アプリ開発で最も人気のあるオープン スタンダードであるHTML5 とOpenGL® ES の両方にすでに対応しています。新バージョンの 2.1 では、さらに守備範囲を拡大して、 Androidアプリおよび人気の高いQt® 5アプリケーション フレームワークで構築されたHMI(ヒューマン マシン インターフェイス)に対応します。

「自動車メーカーは、モバイル アプリケーション コミュニティの進化の速いイノベーションを活用していく必要があります。最新の魅力的な機能で自動車をフレッシュな状態に保ちながら消費者の動向に歩調を合わせ、最終的にブランドロイヤルティの拡大を実現するには、モバイル コミュニティの活用がもっとも確実な方法です」と、QNX ソフトウエア システムズの自動車製品マーケティング マネージャである Andy Gryc は述べています。「QNX CAR Platform for Infotainment は、最初からモバイル規格への対応を念頭に設計されており、そのフレキシブルなアーキテクチャによって、弊社のお客様は、間もなくモバイルエコシステムのさらに大きな層にアクセスできるようになります。」

QNX CAR Platform for Infotainment 2.1 では、HTML5アプリと同様にAndroidアプリを個別のアプリケーション コンテナに格納してAndroid アプリを実行し、最大限の信頼性を実現します。このサンドボックス アプローチはアプリ環境をHMI からクリーンに切り離し、HMIとシステム全体を予測不可能なウェブコンテンツから保護します。 同プラットフォームでのQt 5アプリケーション フレームワークに対するサポートは、アプリケーションと HMIの両方の作成において、柔軟性と高いパフォーマンスを提供します。Qt 5はOpenGL ES 2.0 のハードウエア アクセラレーション機能を活用し最適なグラフィック性能を実現します。また、HMI開発者にはネイティブC/C++またはJavaScript スクリプト エンジンの選択肢が提供されます。ステートマシンのコンセプトに対応しているため、グラフィックスを使用して複雑なイベント駆動HMIのモデリングと設計を、自動車メーカーの仕様通りに容易に行うことができます。

開発者はまた、QNX CAR Platform for Infotainmentに統合されたHTML5フレームワークを使用してフルHMIを作成することもできます。同フレームワークには最適化されたWebkitベースのHTML5 エンジンが含まれており、オーディオ、ビデオ、位置情報、WebSocket、オフライン アプリケーション、セッションストレージ、キャンバス、および、CSS3 とJavaScriptその他の規格にも対応しています。また、画素レベルの正確さを備えたズーム機能、物理ベースのスクロール、高性能パン(地図やナビゲーションで理想的)などの最適化も含まれています。また、Elektrobit EB GUIDE や Crank StoryboardTM Suiteといったサードパーティの設計ツールでHMIを作成するオプションもあります。

ハードウエアとアプリケーション サポートの拡張

QNX CAR Platform for Infotainment 2.1 には、パワーマネジメントの改善、より高速な起動を実現する最適化など、柔軟性とパフォーマンスの向上をもたらす複数の改善が施されています。サポート対象のハードウエア プラットフォームも追加され、Freescale® i.MX 6Dual および i.MX 6Quad、NVIDIA® Tegra® 3、Texas Instruments OMAPTM 5、および Texas Instruments Jacinto 5 Eco が選択肢に加わりました。同プラットフォームの豊富な統合済みアプリケーション スイートもさらに拡張され、HearPlanet、Parkopedia、Soundtracker、wcities eventseekrのサポートが追加されました。

インフォテイメント向けのQNX CAR プラットフォームは、数百万台の自動車で搭載実績のあるQNX®技術に基づいています。同プラットフォームにはQNX ソフトウエア システムズと数十社に上るエコシステム パートナー企業の豊富な技術が統合されており、自動車企業はネットワーク対応のインフォテイメント システムの開発にかかる時間を短縮することができます。

リリース時期

QNX CAR Platform for Infotainment 2.1 は、7月に早期アクセス プログラムを通じて一部の自動車関連企業に提供が開始されます。製品リリースは2013年第4四半期を予定しています。

テレマティクス デトロイトでのQNX デモ

QNX では、テレマティクス デトロイトにおいて、HTML5ベースのHMIでAndroidアプリケーションを実行するQNX CAR Platform for Infotainment 2.1のデモを展示しました。QNX はまた、Qt 5 ベースのHMIを実行するQNX リファレンス車両Jeep Wrangler Sahara、Texas Instruments (TI) のDLPディスプレイ技術を使用するセンタースタック、リアルなテレプレゼンスを実現するビデオカンファレンス機能その他ユニークなインフォテイメント機能を搭載したBentley Continental GT コンセプトカーを展示しました。

QNX ソフトウエア システムズについて

QNX ソフトウエア システムズは、Research In Motion Limited (“BlackBerry”) (NASDAQ: BBRY; TSX:BlackBerry) の子会社であり、ネットワーク対応組込みシステム市場向けのオペレーティング システム、ミドルウエア、開発ツール、プロフェッショナル サービスのリーダー的ベンダです。アウディ、シスコ、ゼネラル エレクトリック、ロッキード、シーメンスといった世界的リーダーが、車載インフォテイメント ユニット、ネットワーク ルーター、医療機器、産業制御、警備防衛システムなど、時には人命に関わるよう基幹アプリケーションで QNX の技術に依存しています。1980年に設立された QNX ソフトウエア システムズは、カナダのオタワ市に本社を置き、世界100ヶ国以上に製品を出荷しています。www.qnx.co.jp、http://www.facebook.com/QnxJapanFriendly をご覧ください。