QNX、自動車の安全性のための新しいOSを発表

ISO 26262安全性規格認可が必要なシステム向けに設計された 新しいOSにより、デジタル計器クラスタ、ADASシステムなどの 安全性が不可欠な自動車アプリケーションにおけるコスト削減に寄与

2014年6月4日デトロイト、Telematics Detroit Conference — 車載エレクトロニクス向けソフトウエア プラットフォームのグローバル リーダーであるQNX Software Systems Limited (本社:カナダ、オンタリオ州オタワ、BlackBerry Limitedの子会社) は米国時間6月4日、「QNX® OS for Automotive Safety 1.0」を発表しました。世界でも最も安全性が重要視されるシステムの多くで実績があるQNX 技術をベースに構築された新しいOSは、デジタル計器クラスタ、ヘッドアップ ディスプレイ、先進運転支援システム(ADAS)や、その他の機能安全要件を持つ車載アプリケーションに対する高まる需要に対応します。

QNX OS for Automotive Safety 1.0は、ISO 26262に準拠するシステムでの使用に向け、実現可能な最大レベルであるASILレベルDでの認証取得の準備が進められています。この機能安全性規格の認証取得は、乗用車における電気的、電子的、およびソフトウエア ベースのシステムにおいて、非常に高いレベルの信頼性とリスク削減を提供する製品であると第三者によって検証されたことを意味します。

QNX Software Systemsの製品管理ディレクターであるGrant Courville は、「安全性が不可欠なシステムは、ほぼ30年にわたり、QNX事業の根幹を成してきました。この経験と、安全性認証の実績、および、数千万台規模の自動車にソフトウエアを展開している実績から、ISO 26262 ASIL要件があるシステムを開発する自動車企業にとって、QNXは理想的なOSサプライヤとなります」と述べています。

干渉からの解放

デジタル計器クラスタや ADASシステムは、自動車メーカーが経済的に生産できるものでなくては、普及を望むことができません。QNX OS for Automotive Safety は、安全性が不可欠な機能(例:エンジン故障の警告)を、安全性が不可欠ではない機能(例:RPM)と同じハードウエア モジュールで実行できるようにして、開発と認証取得のコストを大幅に削減できるようにします。 このような統合を実現するために、OSはきめ細かなプロセス分離とメモリ保護を提供し、安全性が不可欠なコンポーネントが、他のコンポーネントからの干渉を受けないようにしています。OSはまた、QNX アダプティブ パーティショニングをサポートしています。QNX アダプティブ パーティショニングは、安全性が不可欠なコンポーネントが、その他のコンポーネントにCPUサイクルを奪われることを防ぎ、干渉からの保護をさらに強化します。

OS を超えて

ISO 26262 は比較的新しい規格であるため、その認証取得プロセスは、多くの自動車メーカーやティアワン サプライヤにとって未知の領域となっています。認証取得は長く厳しい道のりとなるため、アプローチを間違えると製品開発に顕著な遅れが発生するおそれがあります。QNX Software Systemsは、QNX® OS for Automotive Safetyだけでなく、同社の規格認証プログラムの実績から得た貴重な専門知識を通し、システム レベルでの認証という複雑な道のりにおいて自動車関連企業を支援することができます。QNXの実績には、ISO 26262のベースをなすIEC 61508安全性規格でのOS認証が含まれます。

高まる需要

車線離脱警告機能、アダプティブ クルーズ コントロール、歩行者検知、その他の安全関連機能を提供する ADASシステムや、デジタル計器クラスタを搭載した自動車が増えるにつれ、ISO 26262認証取得の需要は高まってきています。こうしたシステムは、自動走行の実現と関連しますます高度化の一途をたどるため、需要はさらに高まると予想されます。さらに、システム間の境界も曖昧になりつつあります。インフォテイメントシステムもADAS機能を統合するようになり、安全性が不可欠な機能とそれ以外の機能の両方に対応できるプラットフォームへの需要を生み出しています。

「先進ドライバ支援機能とアプリケーションの大衆化は、あらゆる自動車セグメントに拡大しつつあり、この10年のうちに自己認識と自動運転を行う自動車が登場するでしょう。この進化の礎となるのは、迅速かつ確実に展開するコスト効率の良いソフトウエアおよびハードウエア ソリューションです。」と、米国の調査会社Gartnerのバイスプレジデント兼オートモーティブ プラクティス リーダーであるThilo Koslowski氏は述べています。

最新の規格認証

ISO 26262認証は、QNX Software Systemsの規格と認証プログラムの最新の取り組みとなるものです。これまでに、同社の製品とプロセスは、IEC 61508 SIL 3(機能安全性)、コモンクライテリア EAL 4+(セキュリティ)、POSIX PSE52 リアルタイム コントローラ プロファイル(ポータビリティと決定論性)、ISO 9001:2008(管理システム)および、IEC 62304 (医療機器ソフトウエア)の規格認証を取得しています。

QNX OS for Automotive Safety 1.0の規格認証には、QNX ツールチェーン コンポーネントの検証が含まれ、これらのコンポーネントを ISO 26262 プロジェクトで使用することが可能です。

リリース時期

QNX OS for Automotive Safety 1.0は、2014年第3四半期のリリースが予定されています。

QNX Software Systemsについて

QNX Software Systems Limitedは、BlackBerry® (NASDAQ: BBRY; TSX: BB)  の子会社であり、ネットワーク対応組込みシステム市場向けのオペレーティング システム、開発ツール、プロフェッショナルサービスのリーダー的ベンダです。アウディ、シスコ、ゼネラル エレクトリック、ロッキード、シーメンスといった世界的リーダーが、車載インフォテイメントユニット、ネットワーク ルーター、医療機器、産業制御、警備防衛システムなど、時には人命に関わるような基幹アプリケーションで QNX の技術に依存しています。1980年に設立されたQNX Software Systemsは、カナダのオタワ市に本社を置き、世界100ヶ国以上に製品を出荷しています。詳しい情報は、www.qnx.co.jpwww.facebook.com/QnxJapanFriendlyをご覧ください。同社の自動車関連事業については、qnxauto.blogspot.comもご覧ください。

詳細情報

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お問い合わせ

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QNX広報担当

片岡直子
QNX ソフトウエアシステムズ
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