QNX Software Development Platform 8.0

QNX® SDP 8.0 で、高い性能と安全性/セキュリティを両立。

次世代QNX SDP 8.0のご紹介

QNX Software Development Platform (SDP) 8.0は、次世代のミッションである前例のないパフォーマンスと比類のないセキュリティおよび信頼性を備えた妥協のないセーフティシステムの基礎となる開発プラットフォームです。

QNX SDP 8.0は、次世代マイクロカーネル設計によりシリコンの進化を最大限に活用できるよう設計され、将来を⾒据えた設計のアーキテクチャ上に構築された次世代QNX オペレーティングシステムを搭載しています。QNX SDP 8.0は、今後発売されるQNX OSと ハイパーバイザー製品のベースラインを形成し、IoTにおける自動運転システムや産業用ロボットのようなコンピューティング負荷の高いプラットフォームで、現在から未来にわたり一貫した高速リアルタイム 性能を実現します。

QNX Software Development Platform 8.0のコア コンポーネント

BlackBerry QNX SDP 8.0 は、次世代のSoC (System on a Chip)に高性能な計算機能をもたらす、組み込みシステムの基盤ソフトウェアの革命を象徴するものです。QNX SDP 8.0は、システム統合を第一に考え、3つのコアコンポーネントで構成されています。

QNX OS 8.0

The QNX® OSは、最新の64ビットARMおよびx86ハードウェアプラットフォームをサポートするために強化された、次世代マイクロカーネルを中核としています。マイクロカーネルは性能、スケーラビリティ, セキュリティ、安全性、リアルタイム実行を柱に構築されています。QNXのマイクロカーネルはモジュール式の設計で、従来のモノリシック OS よりも柔軟性が高く、次世代システムアーキテクチャのニーズを満たすスケーラビリティを備えています。

QNX Tool Suite

脆弱性と欠陥の検出しながら、開発サイクルを高速化します。QNX Tool Suiteは、信頼性の高いEclipseベースのIDEであるQNX Momentics IDE(統合開発環境)と、Visual Studio CodeユーザーがVS Codeマーケットプレイスから入手できる強力なQNXツールを使用可能にするQNX Toolkit for Visual Studio Code、さらにシステムプロファイリングとデバッグ機能を強化するQNX Command Line Toolsを提供します。

QNX Software Center

QNX Software Centerは、QNXのソフトウェアデリバリーツールです。QNX開発製品の検出、配信、依存関係を一元管理することが可能です。QNX Software Centerでは、関連するセキュリティアップデート、パッチ、新製品のリリース、またはQNX製品のライセンスに関するアクティビティが投稿されると、QNX開発者に通知されます。

高性能

ソフトウェア定義の世界では、ソフトウェアの複雑性が増し、より高度なハードウェアが使用されるため、スループットパフォーマンスが重要な要素となります。QNX OS 8.0では、次世代マイクロカーネルと、ファイルシステムやネットワークなどのOSサービスのアップグレードにより、OS全体のスループットパフォーマンスが大幅に向上しています。これにより、顧客は4~64コアのSoCを最大限に活用できるようになります。

容易に拡張

車載、産業、ロボット、およびその他の市場では、次世代ハードウェアとそれに伴うCPUコア数の増加を利用するためにワークロードを拡張、増加する機能を提供することが、次世代システムにとって不可欠です。QNX OS 8.0は、コア数の増加に応じてほぼ直線的なスケーラビリティを提供するため、あらゆるSoCでワークロードを拡張して増やすことができます。

ハードリアルタイム

リアルタイムシステムに対する要求は特に重要です。このようなシステムは、単なるスピードをはるかに超え、精度、予測可能性、信頼性を具現化するものです。リアルタイムとは、特定のタイミング要件を満たすことであり、アクションが迅速なだけでなく、事前に設定された期限内に実行されることを保証することを意味します。QNX OS 8.0は、ハードリアルタイム機能を維持、向上します。厳密な時間制約と保証された応答時間で完全なプリエンプティブであるため、競合するタスクの優先度を監視し、優先度に従い実行するタスクを非常に迅速に変更できます。

低レイテンシーとジッター

この進化するソフトウェア定義の状況は、最先端であるだけでなく、正確さと精度を特徴とするシステムに対する需要の高まりを明確に示しています。そしてここで、正確さと精度のためにレイテンシーとジッターが大きく関連しています。QNX OS 8.0は、決定性、高精度、正確な応答を必要とする安全性、ミッション、リアルタイムシステムに不可欠な、最高レベルのレイテンシーおよびジッター性能を備えています。

最先端のツール

開発チームは、コードの開発、プロファイリング、デバッグを支援する最先端のツールを必要としています。これにより、量産への移行が可能な限り迅速に完了し、欠陥がほぼゼロの盤石なものであることが保証されます。QNX SDP 8.0には、アップデートされたツールチェーンや、オープンソースのユーティリティを含むデバッグおよびプロファイリング用の新しいユーティリティなどの、高度なツールが搭載されています。QNX Toolkit for Visual Studio Codeは、スムーズな開発を阻む障壁を解消します。

将来性のあるアーキテクチャ

プロジェクト チームは、新しい要件を持つ新規プロジェクトの一部であろうと、ハードウェアのリフレッシュの一部であろうと、その動作を含むソフトウェアスタックに与える影響を限定的なものにとどめながらハードウェアを変更できる能力を求めています。

QNX OS 8.0は、利用可能なすべての機能とそのマイクロカーネルアーキテクチャにより、OSを変更することなく基礎となるハードウェア(4コアSoC~64コアSoC)を変更でき、システムレベルの性能への影響も限定的であるため、次のプロジェクトだけでなく将来のすべてのプロジェクトにとって理想的なOSです。

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QNX Software Development Platform 8.0の詳細

関連製品とサービス

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信頼性とセキュリティ要件が異なる多様な組み込みシステムを、1つのSoCに統合します。
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IEC 61508 SIL3、IEC 62304 Class C、ISO 26262 ASIL D、EN 50657 SIL 4、EN 50128 SIL 4の認定を受けています。
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ISO 26262 ASIL D、IEC 61508 SIL 3、IEC 62304 Class C の事前認証を取得しています。
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幅広い ARM および x86 ボード用の BSP 対応状況をご覧ください。
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QNX SDP 8.0 よくある質問

QNX SDP 8.0の新機能は?

QNX SDP 8.0は、QNXオペレーティングシステムと開発ツールの次世代リリースで、総称してSoftware Development Platform (SDP) と呼ばれています。この製品リリースでは、実績と信頼のあるQNX マイクロカーネルアーキテクチャをベースに、さらに高い性能と1対1 CPUコアスケーラビリティを実現し、リアルタイム性をさらに高めています。QNX SDP 8.0は、4 個以上のCPUコアを搭載するSoCを備えた次世代ソフトウェアプラットフォームに最適です。

QNX SDP 8.0が対応する主な問題や新たな可能性は?

QNXのお客様は、デバイスの複雑化、自動化、接続性の向上に伴う課題に対処したいと考えており、もちろん、性能、信頼性、安全性、セキュリティの面で妥協することは望んでいません。HPCの採用は、次世代IoTシステムにとって急速に現実味を帯びてきています。BlackBerry QNXは、QNX OSを搭載したQNX SDP 8.0でこの市場ニーズに応えます。この製品は、信頼性とセキュリティが求められるミッションクリティカルなIoTデバイス向けに最先端の性能を提供することで、市場のギャップを埋めています。QNXの次世代アーキテクチャは、OSレベルでの統合アーキテクチャのサポートだけでなく、将来利用可能になるさらに高性能シリコンのサポートを含む多くの可能性を持っています。

この製品の導入により、QNX SDP 7.1はどうなりますか?

QNX Software Development Platform (SDP) 7.1は現在も顧客のニーズに応え続けており、 QNX Operating System for Safety 2.2など QNXはQNX SDP 7.1製品をベースとした製品を多数提供しています。SDP 7.1は、今後も新機能、機能強化、バグ修正などの更新を続けていきます。

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* エンドユーザーライセンス条件が適用されます。このSDP 8.0の30日間評価版は、商用プロジェクト専用です。ライセンスの受領には、評価ライセンスの発行には、最大で2営業日を要する場合がございます。